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2023.08.26
飼い主の孤独死で居住ビル内に残されていた三毛猫メイちゃん、新しいお家に迎えられました

5月17日に千代田区内の居住ビルから救出された三毛猫メイちゃん、先月末に赤坂動物病院を退院してちよだニャンとなる会が運営する「保護猫ホーム神田神保町」で過ごしていましたが、担当獣医師さんのお家の猫ちゃんになることが決定!! 本日ご夫妻でお迎えにいらっしゃいました ご夫妻とメイちゃんの2人と1頭の暮らしになります。

 

メイちゃんは、キャリーバッグに入ったとたん、お別れを言うように鳴きました。すると、保護猫ホームの猫たちー茶白のアサヒちゃん、黒白長毛ミックスのアトムちゃん、白猫ブルーアイのコットンちゃんが「メイちゃん、幸せになって!」とでもいうようにキャリーに寄ってきたのでした。

 

    

 

メイちゃんが救出されるまでの経緯をあらためてお伝えします。

5月中旬「無人となった居住ビルに猫が残されている」。千代田保健所からちよだニャンとなる会に協力の要請がありました。何らかの異変を感じた人が警察に通報したのでしょう。警察がビル内に立ち入り、住民らしい人が死亡しているのを発見。「三毛猫」を目撃しました。住んでいたのは90歳代のお母様と息子さん。警察から区の福祉部門と動物部門(保健所)に情報が共有されました。

 

お母様は、区内の病院に入院中。認知症があるとのことでしたが、息子さんの死が伝えられました。猫は息子さんの愛猫「メイちゃん」であることも判明。保健所とニャンとなる会で一緒に保護することになったのでした。

 

警察の立ち会いのもと、保健所の職員とニャンとなる会3人がビル内に立ち入り、ゴミがあふれ異臭ただよう居住スペースで必死の「三毛猫メイちゃん」捜索が続けられました。保護できなかったら、メイちゃんは死んでしまうかもしれない、とみんな必死。積み上げられたゴミの下に隠れていたメイちゃんをようやく発見しました。メイちゃんは警戒して逃げまわり、2人が流血する怪我を負いましたが、無事に捕獲して、連携協力する赤坂動物病院へ搬送したのでした。

 

壁に貼られたカレンダーが2つとも3月、4月のページになっていて、5月に入ってからめくられた形跡がなかったことと、警察からの断片的な情報で、飼い主である息子さんが亡くなってから推定半月経っていると思われます。

 

メイちゃんは半月、世話する人のいないビルの中で過ごし、水を飲めていたのか、食べられていたのか。健康状態が懸念されましたが、ひととおりの健康チェック、検査が行われた結果、大きな問題は見つかりませんでした。キャットフードの袋を自分で開けて食べていたのでしょうか。水は水道から漏れ出ていて飲めていたのか。今なおナゾが残りますが、ともあれ、メイちゃんは「幸せな第二の猫生」を送ることになりました!!

 

 

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